コラム | なんで日本はCDが売れるの?
世界ではフィジカル(CDやDVDの販売)から、ストリーミングに移り変わっていますが、
日本では依然、音楽市場の70%ほどがフィジカルで占められています。
これは世界を見渡しても異例のこと。
かつ、それが音楽市場の規模が世界第2位の日本となれば、
世界も無視はできません。
なぜ日本はCDがうれるのでしょう。
不思議すぎる。
いくつか仮設を立ててみました。
仮設
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① 形として残しておきたい "コレクター魂” が強い
└ 日本人は島国だったので、独特な形で遺伝子が発達していった? Kindleよりも実物の本。みたいな。
② CDの売出し方がうまい
└ アイドル文化が顕著か?握手券などの特典がついていたり。
③ 日本の音楽業界上の理由
└ 何らかの理由で、ストリーミングに移行させたくない、あまり普及させない動きがあったか。Sportifyとかも、導入遅かったし。
④ CDレンタル市場が強力
└ TSUTAYAを代表し、CD自体にふれる機会が充実している。CDにふれるからほしくなる説。
⑤ ストリーミングでは聞けない音楽が多い
└ 増えてきたけど、いま(2020年2月)でも、B’z とか、ラッドウィンプスとか。有名なアーティストにもストリーミングで聞けない方々多い。
⑥ アーティスト側の理由
└ CDをリリースする、CDショップに自分のCDが並ぶことに価値を感じる。
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ほかにも、昔からCDを買っている層の問題とか、
なんか、色々考えたけど。
おそらく理由は1つじゃないはずですが、
やっぱり⑤が大きい気がします。
そして!それの根本的な理由は...
「日本が島国だったこと」
じゃないかと思います。
だからCDが売れている?
さらに深ぼりましょう。
もちろん反例はあれど、
「abc」というどこか似ている記号で世界の大方が進化してきたのに対し、
島国日本は独特の言語で進化してきました。
「abc」しか知らない方にとって、日本語はヒントのない暗号です。
まじで何もわかりません。
(僕にとってのハングルであり、ヒンディー語)
もちろん、日本では日本語で歌うアーティストが多いですが、
そんな言語的な事情があいまって、
英語に比べると、海外では日本の曲を聞く人は少数派になります。
シンプルに理解できないからです。
なので、日本は基本的に国内に向けて音楽をつくり、
また、島国であるにも関わらず、
国内で市場が立派に成り立ってしまっているので、
大成功に達するレベルでも、世界に目を向ける必要もない。
そうやって進んできた日本だから、
明らかにストリーミング時代を迎えている今でも、
ストリーミングに注力するのではなく
「まずはCDを売ろう」となる。のではないでしょうか。
対する英語圏アーティストは、もとより英語で歌うので、
自国以外の視聴者も対象になります。
そりゃ物理的に届ける必要のあるCDよりも
ストリーミングが都合がよいわけです。
あくまで仮設で深く調べてもいませんが、
根本を探っていくと、
今でも世界の音楽トレンドに逆行し、
フィジカルが主なのは、
「島国日本が独特な言語をもって進化してきた」
からじゃないかと。
理由を知っている方は教えて下さい!
飲みながらでも話しましょう!
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