コラム | ミュージシャンというもの
※ 初回から、哲学的な内容になってしまった。笑
※ 通常は、ファクト事情を紹介していきます!
番組をみていて、本を読んでいて、
“ミュージシャン” についてこれを強く思ったので、書きます。
ミュージシャンは、きっとむちゃくちゃ繊細で、
感性がむき出しになった生きものだと思います。
10年来、RADWIMPSが好きです。
初めて聞いたときは高校生で、
メロディはもちろん、等身大の歌詞に大変のめり込んでから、ずっと聞いてます。
先日、NHKの特集で
新海誠監督『天気の子』とRADWIMPSの共演の裏側を紹介していた番組を見ていて、
僕はここに鳥肌がたちました。
今回は前作の『君の名は。』よりも映像と音楽がコラボレーションした作品になっているようで、
RADの音楽を考慮して、映像を書き換えることも多々あったようです。
そんな作品でしたが、新海監督は映像を作っていても、
いまいち何を伝えたい映画か、明言化できていなかったと。
なのに。映画をみて、RAD洋次郎さんが
『愛にできることはまだあるかい』
という歌を起こしました。
それで、新海監督も、
「あ、これはそういう映画だったのか」
と、気付かされたんですって…!!
やばくない…?笑
たしかに、作り手は主観の塊なので、
客観視できないことは多々あります。
ただ、2019年の日本映画で興行収入がナンバーワンの映画を作るレベルの監督に、
そう思わせる、ミュージシャンの感性はえぐい。すごいです。
まとめると、ミュージシャンの感性がとても優れている、ということです。
なので、周りのミュージシャンが、理解できない独特な感性を持っていても、
それは素晴らしいことだと思ってください。
ただ、言葉をメロディにのせて口を動かしているだけじゃないんです。
声に「感情」を乗せて歌っているとでもいいましょうか。
「歌詞を理解しないと歌えない」という友達のアイドルがいましたが、
むちゃくちゃいい姿勢、ということですね。
でも、たしかに。
じゃないと、私たちの心につき刺さるモノは作れないのかもしれませんね。
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